チェリーアイ

    <症状>
  • 瞬膜腺が赤く米粒大からあずき大に腫れあがり、瞬膜の端から飛び出します。

  • 飛び出した瞬膜は刺激を受けて炎症を起こしているため、痛みや不快感があり、これを気にしてこすったりしているうちに角膜炎や結膜炎を併発していることもあります。

  • 流涙(涙を流すこと)や目の充血が認められます。

  • 片方の目だけに起こることもありますが、両方の目に起こることもあります。

  • 通常、生後6ヵ月齢から2歳齢くらいの若い犬に多く認められます。


  • <原因>
  • 瞬膜腺は結合組織によって瞬膜の裏側に付着していますが、この瞬膜腺を固定している結合組織が先天的に欠けていたり未発達であると、本来の位置から飛び出しやすくなり、チェリーアイを発症しやすくなります。
    これは遺伝性と考えられています。

  • 目やその周囲に外傷を負った場合や目の奥に腫瘍があった場合などでもチェリーアイを起こすことがあります。


  • <治療の方法>
  • 内科的な治療として、コルチコステロイドや抗生物質の点眼により、脱出した瞬膜腺の炎症はある程度軽減されますが、再発したり、思ったほど効果があがらないこともあります。

  • 治療によっては犬に麻酔をかけて突出した第三眼瞼腺を切除しなければならないこともあります。

  • 第三眼瞼腺は目の表面を保護する涙を作っている重要な組織のため、第三眼瞼腺を可能な限り温存する方法が取られます。

  • 切除後は二次感染をおこないよう内科治療を併用して治療をおこない、ほとんどの場合きれいに治ります。

  • 慢性的な炎症によってすでに第三眼瞼腺の涙腺としての機能が低下している場合があり、乾性角結膜炎(ドライアイ)を起こしやすくなっているため、手術による整復に加えて、術後も乾性角結膜炎の治療が必要となってくることがあります。


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