動物看護士
動物看護士(VT)とは
- 主に動物病院で、獣医師のサポートとなり、動物に対しさまざまな援助を差し伸べる仕事をする。
VT認定制度
- 認定資格は、3級~1級の3段階で、VT認定試験(年1回実施)の結果に基づき認定します。資格は3年ごとの更新制です。更新にあたっては、指定セミナーへの出席など、一定の条件を満たしていることが必要です。
- 3級
《動物看護士業務について理解、習熟し、VTとしての業務が遂行可能と判断されるもの》
具体的には、動物病院でVTとして働いていくにあたって必要とされる、最低限の基礎知識、技術、心構え等が身についているかをみています。VT養成校を卒業したばかりの学生、動物病院に勤務したばかりのVTの方にも受験して頂けます。
合格率は、今までのところ9割以上と高いものですが、基礎をおろそかにせず、しっかり勉強してチャレンジして下さい。
試験は筆記(択一、記述)形式で行なわれます。ちなみに現在3級の資格保持者は1,000名以上です。
- 2級
《動物看護士業務について、高度な知識と技能を持ち、他のVTの範となりうると判断されるもの》
ヒューマン・アニマル・ボンドの考え方を理解した上で、動物病院での日常的な実務が責任をもって確実に遂行でき、より経験の浅い他のVTの模範となり得ることが、2級のVTには期待されます。
受験には、3級の資格取得後、指定セミナーへの規定の出席率があること等の条件が必要です。
2級の試験も、3級と同一の問題による筆記(択一、記述)形式で行なわれますが、合格基準は3級よりも厳しくなっています。過去の経緯から見ての合格率は約50%、現在の2級の資格保持者は2,000名以上です。
- 1級
《VTの指導者たりうると、知識、技能、人格ともに判断されるもの》
1級のVTには、動物病院のなかで指導的立場に立ち、後輩の指導、育成ができること、日常業務はもちろん、緊急の場合にも、状況に応じた的確な判断のもとに業務が遂行できること、などが求められます。
受験資格も、動物病院での勤務経験、勤務している動物病院の院長の推薦、指定セミナーへの出席率等、かなりきびしいものです。試験は、筆記と面接の両方が行なわれ、高い合格基準をクリアする必要があります。
1級の試験は2003年2月に初めて実施されました。合格率は約70%、現在の資格保持者は100名を満たない状態です。1級の認定者はスーパーテクニシャンとして、誇りをもって仕事をして頂きたいと期待しています。VTとして働いていく上での目標として、積極的にチャレンジしてください。
動物看護士(VT)として働くために
- JAHAの動物看護士資格認定規程では
「動物医療の補助、傷病動物の看護、動物の適正な飼養および公衆衛生の指導ならびに普及啓発にあたることを業とするものを動物看護士(Veterinary Technician=VT)という」と定めています。
言いかえれば、JAHAが認定するVTとは以下の条件を満たす人です。
ヒューマン・アニマル・ボンド(Human Animal Bond=HAB)の理念を理解し、動物病院スタッフの一員として、動物看護を通じ社会に貢献していける人であること。
そのために必要となる知識と技術を修得していること。
VTの仕事内容
- VTの仕事は、獣医師が行なうべき獣医療行為以外の、非常に広範囲におよぶ専門的なものですが、大別すると次のようにまとめられます。
受付業務(会計業務含む)
事務業務(カルテ管理、経理業務含む)
診療補助業務
(1)薬室業務(2)診療室業務(3)臨床検査室業務(4)画像診断室業務
手術関連業務
入院室管理と入院動物の看護
クライアント教育(しつけ、食事指導など)業務
エマージェンシーへの対応
その他(病院内外管理、エキゾチックアニマルの診療補助と看護など)
JAHA認定VTが修得すべき知識
- 1. 関係法規に関する知識と職業倫理
2. 受付業務に関する知識
3. 薬物に関する知識
4. 診察補助に関する知識
5. 臨床検査に関する知識
6. 生体検査に関する知識
7. 手術補助に関する知識
8. 動物看護に関する知識
9. 救急看護に関する知識
10. エキゾチックアニマルに関する知識
11. クライアント教育のための知識
犬の健康・病気の種類一覧